心の保険を掛ける
長いこと入院生活を続けていると生命保険のありがたみがよくわかる。
学生時代にファイナンシャルプランナーという資格を取得し、一応生命保険の必要性は認識していたので結婚を機に終身タイプの生命保険に加入した。たまたま友人が保険の仕事をしていたので彼に依頼して設計書を作ってもらい多少気になる部分に変更を加えた後に契約した。毎月の掛け金は決して低くなく、かなり生活を圧迫するもので一時は解約を考えたこともあった。
ここ2年は本当に入退院の繰り返しで今年の正月には足首の靭帯を切るなど散々な目にあっている。けれども経済的な面においては生命保険があるおかげで特に困ることなくそれなりの生活をさせていただいてる。今更ながら、病院にかかる前にもう一本入っておけばよかったな~なんて思う。潰瘍性大腸炎を発症する前に入るか入らないかを悩んだのだが、もたもたしているうちに発症してしまい、以後は入れる保険は皆無に近い状況となってしまった。
生命保険は経済的保障が目的だが、生きていく上で様々な困難にぶつかり心が折れた時の為に「心の保険」を掛けておくといいと思う。
自分の心が折れてしまって誰かに支えてほしいとき、自分は一体どうしたらいいかわからないとき、酷く悲しいことがあって自分を保つことができないとき、自分自身の力だけでは乗り越えていけないなと思ったときの為の心の保険。
掛け方は簡単。もし、苦難が来たときのためにあらかじめ支えになるものを探してみるといい。妻や恋人、両親、祖父母、兄弟、友人、信頼できる上司、恩師、医者、心から共感できる音楽、お気に入りの場所、偉人の言葉、尊敬できる人の書いた本、趣味や活動・・・自分の好きなもの、お気に入りなもの、尊敬できるもの、どんなジャンルでもいいからできるだけ数多く。人間は居なくなったり裏切ることもあるだろうから、掛け方のバランスも考えたほうがいいかもしれない。もちろん掛け金も必要。お金を払って得るものもあれば、家族や恋人に代表される人間は、いつも自分からも愛情を注いでおかないといざというとき支えになんてなってくれないかもしれない。「求める前に与えよ」である。
こうやって予め困難にぶつかったときの保険を掛けておくと、きっと早く試練を乗り越えられると思う。困難に出会ったらすぐに「自分にはこういう支えがあるんだ」って頭に思い浮かべるだけで、受けるダメージや立ちあがるスピードも変わってくるだろう。事前に準備しておくのと、既にダメージを受けた状態で探すのでは大きな違いだと思う。
因みに自分は困難にぶつかったとき、信頼できる妻と、大好きなケツメイシの音楽と、経営の神様といわれた松下幸之助氏の格言と、「ガンに生かされて」の著者である飯島夏樹さんの書いた本と自分の生まれ育った故郷の大自然に支えを求めようと思っている。
妻をより大事に、音楽はコピーじゃなくてちゃんと買って、本も立ち読みじゃなく買って手元に置いて、いつまでも自然が残るように時にはゴミ拾いなんかにも参加して環境問題についてしっかり考えて、与え与えられる健全な共存関係を築いていきたいなと思う。
| 固定リンク

コメント